YFL-31修理 [私の楽器]
前記事の通りお気に入りの楽器が故障しました。
どこが悪いかおわかりだったでしょうか。
青丸のところ。
ここは閉まっていなければなりませんね。
分解しました。
もうおわかりでしょう。
丸のところのスプリングがありませんね。
フルートはこのようにたくさんのスプリング(バネ)でキーを作動させているのです。
一本でも不良ならちゃんと作動しません。
本体は下。
いっぱい付いていますねぇ。
分解などしたとき、よく抜けたりします。
それを失うと大変です。
楽器店に持っていけば5,000円は取られるでしょう。
下は私の用意。
いつの間にかこんなことまで出来るようになりました。
上側はおわかりでしょう。
ゼムクリップですよね。
いろんな種類(太さ)のゼムクリップを用意しております。
そして必要なときには下側のように切り、スプリングの代用をします。
ゼムクリップはフルートが使っているスプリングほどいいバネではありませんが私は十分に使えると思っています。
少し作り方が難しいのは本体に差した時バネが動かないようにすることです。
それにはバネの反対側を叩いて少し平にします。
そうすると差し込んだとき最後にきちんと止まります。
フルートに付いているバネは全部そうなっています。
ゼムクリップはそんなに硬くないので素人でも出来ますよ。
また安価なので失敗してもしれています。
さて、
問題のYFL-31の足管部。
なんと赤丸のところでスプリングが折れているのですね。
抜けていたら上の方法で直すことろですが・・・・
しっかりくっついています。
細いキリか何かで叩いて抜いてからになりますが・・・・
これはさすがに私には無理です。
叩いていると土台がガタガタになる可能性があります。
ここの狂いはタンポがずれたりして致命的な故障になります。
断念。。。諦めましょう!
いや、
最後の手段があります。
これ、ちょうど良いバネ加減なんですよ~
普通の輪ゴムを二重に巻きつけているだけです。
最後はテープで止めておくと安定します。
判りやすいように普通の輪ゴムを使っていますが白い輪ゴムを使えばほとんど他の人はわかりません。
ただ、
あくまでもこれは臨時の手当てかも知れません。
長くこの状態だとテープが付いているキーの銀メッキ(YFL-31の)は取れるかも知れません。
またゴムというのは長く経つとへばり付くことがあるので時々代える必要はあるでしょう。
それを覚悟ならちょうど良いバネ加減だし、すぐに安価な輪ゴムを巻きつけられるので永久に使えます。
ただしフルートの商品価値は・・・・
自分だけならよし。
私はこれで使い切ります~
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