浜辺の歌(再) [アレンジ曲]
ちょっと休みがちになって申し訳ありません。
自分の音楽活動に手を取られ過ぎになっておりまして(汗)
下は昨年の記事の再掲載になります~
浜辺の歌
作詞:林古渓 作曲:成田為三
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
作成はSD-90の音源です。
タグ:浜辺の歌
自分で出来る調整 [フルート管理]
フルートを自分で調整できる方も多いでしょう。
私もかなり経験を積んだつもりですが難しいものです。
全タンポ交換となれば素人は無理。
私もかなり経験を積んだつもりですが難しいものです。
全タンポ交換となれば素人は無理。
私の今までのブログの中で最もアクセスが多いのは「全タンポ交換」記事です。
その期待に応えられていたかどうかは別として関心の多さに少々驚いています。
これらは大きなリスクも伴うことも書いております。
これらは大きなリスクも伴うことも書いております。
でも簡単な調整となれば経験を積めば誰でも出来るでしょう。
ただ、
調整は「音出し」がある程度確実な人でないと困難ではあります。
楽器の調子を正しく知るためには当然レベルが上でないと無理でしょう。
ただ、
調整は「音出し」がある程度確実な人でないと困難ではあります。
楽器の調子を正しく知るためには当然レベルが上でないと無理でしょう。
★ 音を出してみる
ある音の調子が悪いから調整するのですね。
「F」の音の出が悪いとします。
これは前記事にも書いておりますね。
もう一度写真を載せて解説してみます。「F」の鳴りが悪い場合、
(1)Fキーそのものの調整
(2)F#キーの調整
(3)A2キーの調整
これが必要でしたね。
実はもう一つあるのです。
「F」の音の出が悪いとします。
これは前記事にも書いておりますね。
もう一度写真を載せて解説してみます。「F」の鳴りが悪い場合、
(1)Fキーそのものの調整
(2)F#キーの調整
(3)A2キーの調整
これが必要でしたね。
実はもう一つあるのです。
それは「G」です。
どういうことかというと、
フルートは息の通る関係上先に息が通るキーの調子が悪ければ以下のキーはすべてちゃんと鳴りません。
これはみなさんご存知でしょう。
ところがその関係だけでは無いのです。
中音の「F」とか「E」の音はフルートの構造上もともと鳴りが弱いのです。
ということは「G」はそれらに比較して鳴りはいいわけです。
フルートは息の通る関係上先に息が通るキーの調子が悪ければ以下のキーはすべてちゃんと鳴りません。
これはみなさんご存知でしょう。
ところがその関係だけでは無いのです。
中音の「F」とか「E」の音はフルートの構造上もともと鳴りが弱いのです。
ということは「G」はそれらに比較して鳴りはいいわけです。
たとえ「G」のキー調整が多少悪くとも鳴る、ということです。
ここが音出しのレベルが問われるところです。
「G」をもう少し調整すべき、と判断できるかどうか。
すなわちこの調整が悪いと「F」が悪くなるのは当然ですよね。
「G」をもう少し調整すべき、と判断できるかどうか。
すなわちこの調整が悪いと「F」が悪くなるのは当然ですよね。
どうでしょうか。
やっぱり調整も熟練しないと完璧にはできませんね。
やっぱり調整も熟練しないと完璧にはできませんね。
★ 調整してみる
この記事を見て初心者はすぐに真似をすべきではありません。
よけいに調整が悪くなるのは確実です。
楽器店に調整を出すとき、(どうせお金を出して調整してもらう)そんなときに練習してみてはいかがでしょうか。
よけいに調整が悪くなるのは確実です。
楽器店に調整を出すとき、(どうせお金を出して調整してもらう)そんなときに練習してみてはいかがでしょうか。
調整のメインはネジです。
楽器にもよりますが、すぐ見えるところは赤丸です。
この楽器は裏に「D」の調整ネジが付いています。
「Dネジ」、「Eネジ」とも「F#」との関係を調整するものです。
Eメカが付いていない楽器は「G」のネジはありません。
私はマイナスドライバを4本そろえています。
緑丸は細い方二本です。
だいたいこれで出来ます。
右の太い方はタンポネジを回したりキーの心棒を回したりします。
上の楽器は「F」にあるネジが隠れています。
この楽器は裏に「D」の調整ネジが付いています。
「Dネジ」、「Eネジ」とも「F#」との関係を調整するものです。
Eメカが付いていない楽器は「G」のネジはありません。
私はマイナスドライバを4本そろえています。
緑丸は細い方二本です。
だいたいこれで出来ます。
右の太い方はタンポネジを回したりキーの心棒を回したりします。
上の楽器は「F」にあるネジが隠れています。
上ですね。
このネジを回すと「F#」と「F」の関係が調整できますね。
このネジを回すと「F#」と「F」の関係が調整できますね。
見たらわかると思いますがフルートのネジはすべて「マイナス」のネジです。
だからプラスのドライバは要らないわけですね。
だからプラスのドライバは要らないわけですね。
もう一つ、
マイナスだからはっきりとネジの位置がわかるのですね。
もう少し右とか、もう少し左に、とかがわかるのです。
マイナスだからはっきりとネジの位置がわかるのですね。
もう少し右とか、もう少し左に、とかがわかるのです。
ついでに少しだけ他のドライバを使ってみます。
でもこれは真似をしないでくださいね。
リスクを覚悟すべきです。
でもこれは真似をしないでくださいね。
リスクを覚悟すべきです。
* 心棒をまわす
* タンポを回す
これらによってタンポを交換したり調整したりできるわけですね。
それは「全タンポ交換」記事に載せております。
大きなリスクを伴うかもしれないことも書いておりますが興味のある方は覗いてみてください。
それは「全タンポ交換」記事に載せております。
大きなリスクを伴うかもしれないことも書いておりますが興味のある方は覗いてみてください。
あと、タンポの開き具合とかコルク、スプリング・・・いろいろあります。
これらもまた別の機会があれば書いてみますね。
これらもまた別の機会があれば書いてみますね。
タグ:タンポ調整
間接タンポ調整 [フルート管理]
直接、間接という表現は便宜上させていただいております。
指を押さえたとき押さえたタンポ以外も作動するタンポ状態を間接と言います。
下はフルートを知っている方には当然の図です。
(図はサイトからお借りしました)
指を押さえたとき押さえたタンポ以外も作動するタンポ状態を間接と言います。
下はフルートを知っている方には当然の図です。
(図はサイトからお借りしました)
赤線のキーが間接に動くキーですね。
なお、青線は間接に作動させるための代え指みたいなものですね。
なお、青線は間接に作動させるための代え指みたいなものですね。
調整としては直接と同じくタンポの閉じ具合を見るわけですが難しいところも数箇所あります。
そんなところだけを書いてみます。
そんなところだけを書いてみます。
★ Eキーを押す
これを押すと上の写真のように二箇所のタンポが間接に閉じますね。
G2キーとは便宜上です。
一番上の図の緑線、「Abキー(Eメカ用)」と書いているキーですね。
「G」の音を出すとき、その右隣りの「G1」キーだけを押しますがG2キーもちゃんと閉じてこそ「G」の音になります。
上の楽器はEメカ付きなので高音の「E」を出すときに作動します。
「G」はちゃんと出せてもこのEキーを押してG2キーが異常状態なら高音「E」は正しく鳴りませんね。
G2キーとは便宜上です。
一番上の図の緑線、「Abキー(Eメカ用)」と書いているキーですね。
「G」の音を出すとき、その右隣りの「G1」キーだけを押しますがG2キーもちゃんと閉じてこそ「G」の音になります。
上の楽器はEメカ付きなので高音の「E」を出すときに作動します。
「G」はちゃんと出せてもこのEキーを押してG2キーが異常状態なら高音「E」は正しく鳴りませんね。
* Eキーを押してG2キーがちゃんと閉じずに浮いた状態・・・
この場合は一番上の図の「Eメカウデ」を調整します。
この場合は一番上の図の「Eメカウデ」を調整します。
* Eキーを押してG2は正常だけど・・・・
これの判断が難しいですね。
G2キーがEキーを圧迫するときがあるのです。
G2キーがしっかりと閉じているけど肝心のEキーが浮いている・・・・
これに気付きにくいのですね。
当然「E」の音が出にくくなります。
これの判断が難しいですね。
G2キーがEキーを圧迫するときがあるのです。
G2キーがしっかりと閉じているけど肝心のEキーが浮いている・・・・
これに気付きにくいのですね。
当然「E」の音が出にくくなります。
* それでEキータンポを調整した・・・
調整の仕方はEのタンポを外して調整紙などを入れて浮かないようにします。
しかしそれで終わりません。
Eキーを調整したためF#キーに狂いが生じます。
この関係は後述する「ネジ調整」になります。
なかなかやっかいですよね。
上のすべてが正常でなければどの音も正常な音になりません。
調整の仕方はEのタンポを外して調整紙などを入れて浮かないようにします。
しかしそれで終わりません。
Eキーを調整したためF#キーに狂いが生じます。
この関係は後述する「ネジ調整」になります。
なかなかやっかいですよね。
上のすべてが正常でなければどの音も正常な音になりません。
★ Fキーを押す
写真を撮るために左手でFキーを閉じてみました。
緑のキーが間接的に動くのはおわかりですね。
A2キーと言うのも便宜上です。
一番上の図の「Bbキー」にあたります。
これは後でAisレバーとしてもう一度書きます。
実際は「A#かBb」の音を出す間接的に動くキーでもありますが単に「A」を出すときにも間接的に閉じます。
緑のキーが間接的に動くのはおわかりですね。
A2キーと言うのも便宜上です。
一番上の図の「Bbキー」にあたります。
これは後でAisレバーとしてもう一度書きます。
実際は「A#かBb」の音を出す間接的に動くキーでもありますが単に「A」を出すときにも間接的に閉じます。
* 「F#」はちゃんと鳴るのに「F」が鳴らない
これの原因は3つあります。
Fキーを押したとき、
(1)F#キーが浮いた状態
(2)F#キーはしっかり閉じているのにFキーが浮いた状態。
(3)A2キーがしっかり閉じているけどFキーが浮いた状態。
この(3)が気付きにくいですね。
遠くにありますからね。
このバランスが悪ければそれを直すためにA1キーまで調整をし直す場合もありますから。
これの原因は3つあります。
Fキーを押したとき、
(1)F#キーが浮いた状態
(2)F#キーはしっかり閉じているのにFキーが浮いた状態。
(3)A2キーがしっかり閉じているけどFキーが浮いた状態。
この(3)が気付きにくいですね。
遠くにありますからね。
このバランスが悪ければそれを直すためにA1キーまで調整をし直す場合もありますから。
他には・・・
一番上の図の青線を少し。
一番上の図の青線を少し。
★ Ais(アイス)(Bb)レバー
これは「Bb(A#)」の音を間接的に出すキーです。
もちろん上に書いたFキーを押すことでもその音になりますね。
上で書いた便宜上のA2キーが作動します。
これ自体の調整は全くありません。
A2キーのタンポさえ正常であれば必ず鳴ります。
このキーを使う人は少ないらしいですが私は積極的に使いますよ。
だって必ず鳴る間接キーですから。
バランス調整の難しいFキーで鳴らす人が多いようですけどね。
これは「Bb(A#)」の音を間接的に出すキーです。
もちろん上に書いたFキーを押すことでもその音になりますね。
上で書いた便宜上のA2キーが作動します。
これ自体の調整は全くありません。
A2キーのタンポさえ正常であれば必ず鳴ります。
このキーを使う人は少ないらしいですが私は積極的に使いますよ。
だって必ず鳴る間接キーですから。
バランス調整の難しいFキーで鳴らす人が多いようですけどね。
★ ブリチャルディキー
「A#」は別としてフラット記号が多い調では左手親指で必ず押さえているでしょう。
ただ、突然ナチュラルな「B(H)」の音を出すとき、親指をずらすような使い方になるのはお勧めできませんけどね。
「A#」は別としてフラット記号が多い調では左手親指で必ず押さえているでしょう。
ただ、突然ナチュラルな「B(H)」の音を出すとき、親指をずらすような使い方になるのはお勧めできませんけどね。
青丸のところですね。
それを押すと裏側になるA2キーが閉じます。
ここも「A」の音が正常に鳴っていてもちゃんと閉じないことがあります。
そのときは赤丸のところを調整します。
貼ってあるコルクやフェルトが外れているときもあります。
私は薄いフェルトを切って貼り付けたりします。
でもここは下手に自分で触らない限り大体はいつも正常です。
それを押すと裏側になるA2キーが閉じます。
ここも「A」の音が正常に鳴っていてもちゃんと閉じないことがあります。
そのときは赤丸のところを調整します。
貼ってあるコルクやフェルトが外れているときもあります。
私は薄いフェルトを切って貼り付けたりします。
でもここは下手に自分で触らない限り大体はいつも正常です。
調整をするには、
タンポ自体に調整紙を加えたり調整ネジを触ったりするわけです。
長くなったのでそれは次回にしましょう。
タンポ自体に調整紙を加えたり調整ネジを触ったりするわけです。
長くなったのでそれは次回にしましょう。
タグ:タンポ調整