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直接タンポ調整 [フルート管理]

今回も簡単なタンポ状態の見方を書いてみます。

勝手な表現になりましたが直接タンポとは、指が直接に押さえるタンポのことです。
一方間接タンポとは押さえるキー以外に動くタンポのことです。

今回は最もわかりやすい直接タンポ調整です。軽く押さえて調べることが大切です。
きつく押さえると状態がわかりにくいです。

(1) 左、真ん中、右(フルートを横から見て)

fl06.jpg

良い状態のタンポでは当然左、真ん中、右とも隙間はありません。
しかし長く使っているうちにタンポが変形し、隙間がでることもあります。
その隙間を埋めることによって調整ができます。
素人ではなかなか難しい調整ですが練習次第で出来るようになると思います。

(2)奥、真ん中、手前(フルートを頭部から見て)

fl07.jpg

これも当然どこも隙間が無いのが正常です。
見方のポイントは軽く抑えること。
私は少しずつ押さえていき、全体の隙間の大きさが平均して縮まるのを確認するようにしています。
奥の方が隙間が大きい場合はしっかり締めてきっちり押さえられているように見えても小さな隙間が出来ている場合が多いからです。
手前は確認しやすいですが奥は難しいのでしっかり見てください。
これも素人では調整が難しいです。

(3)深い(押さえた溝の跡形状態)

fl08.jpg


くっきりとやや深く跡形が付いていますね。
ほとんどはタンポ自体の性質の違いかと思うのですが最初のタンポを付けた時に早くなじませるために紐で縛ったりして押さえることがあります。
私はほとんど縛ってなじませます。
早くなじむ効果はありますが痛みやすい欠点もあります。
また変形すると溝が深いため隙間が見えにくく調整が難しくなります。

(4)浅い


fl09.jpg


これはムラマツの純銀スタンダードのフルートです。あまり吹きませんが。
オーバーホールしてもらったのはもう10年前。
やっぱり上手な仕上がりですね。さすがです。
溝が浅いので痛みが少ないです。
調整も簡単に済みますね。
オーバーホールが終わった後お店で試奏しても軽く音は出ていました。
熟練した(?)私でもこんなタンポ交換は無理です(笑)

でもねぇ。
当時のオーバーホール代、7万円!
値打ちはありましたけどね。

でも今好んで吹いている楽器はYFL-31の中古。
確か8,050円で購入。
購入時は使用不能でした。
それを自分で全タンポ交換調整をして満足の出来る状態にしております。
以前にも書いていますが自分でタンポ交換するのはリスクが多いですので真似をしたい人は覚悟してくださいね。
私は過去に何本もフルートを壊してきましたから。

つづく

タグ:タンポ調整
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タンポ管理 [フルート管理]

久しぶりにフルートの楽器について書きます。
何も私ごときが書かなくとも専門家が書いていると思うのですが私なりに書かせてください。

楽器のメンテナンスというのは肝心なところは専門家に見てもらうのは当然です。
しかしちょっとした事なら自分で出来ますので覚えておくといいでしょう。
音出しが上達するとさらにいろいろとメンテナンスや調整が出来るようになります。
というのは吹く音が下手なときは楽器がいくら調子が良くてもちゃんと音が出ませんから楽器の調子がわかるわけはないですよね。

一番管理を要するのはタンポでしょう。
タンポというのは普通の状態ならけっこう長く使えます。
演奏する時間にもよるでしょうが上手に使えば10年は使えると思います。
普通の方は半年に一回ほど楽器店に調整に出すでしょうか。
その時に不良のタンポを替えてもらったり、あるいは全タンポ交換もしてもらうのですよね。
演奏も上達すると自分でタンポの寿命がわかります。

まず、だれでもわかることは、
タンポの破れですよね。
破れ方にもよりますが音はちゃんと出ていても吹いているうちにだめになってきます。
絶対交換ですね。

次に変形です。
長く使っていると変形します。
これがあると空間ができて音はちゃんと出ません。
明らかな空間は素人でもわかりますが微妙な空間は無理です。
前述したように音出しが下手な時期では自分が不調なのか楽器の不調なのかが判断できませんから。

また、タンポの調整には各所のネジが重要な役割をしています。
演奏しているうちにゆるんできたりします。
するとこれも微妙な空間が出来て音が不調になります。
そしてこれも音出しが上達しないと見抜けませんね。

早く上達してある程度は自分で見抜けるようになりたいですね。
そういうところも次回くらいに書いてみたいです。

ということで今回は初歩の方でもタンポをちゃんと管理する方法を書いてみます。

みなさん、演奏が終わったらケースに付いている掃除棒で楽器の中を拭いていますよね。
これがまず基本的な管理です。
終わらなくとも休憩のときでもするべきです。
管内の水分がタンポの皮を痛めるのはご存知でしょう。
どこが一番痛みやすいか知っていますか。

fl00.jpg

黄色の部分です。
なぜかと言うとフルートを持ったときそれらは下側寄りになるのでそこに水が溜まるからです。
特にトリルキーが溜まりやすいので演奏時でも時々開けてみて水分を取り去ることを勧めます。
注意するのは、水分を取るために直接ガーゼなどでタンポを拭かないことです。
破れの原因になります。

今日は便利なものを紹介しましょう。
もう持っておられる方も多いでしょうね。

fl01.jpg

こんなペーパーがありますね。
中に二種類の用紙があります。

水分吸収用。

fl02.jpg

次にネバネバを取る用紙。

fl03.jpg

使い方は↓です。

fl04.jpg
fl05.jpg
注意することは用紙を挟んで軽くタンポを押さえるだけです。
決して擦るように拭いてはいけません。
タンポが破れることもありますから。
数回やりましょう。
まず水分を取ってからネバネバを取ります。
このネバネバを取る用紙は助かります。
タンポを長く使っていると水分が無くとも押さえるとネバネバしてきます。
するとタンポの寿命も縮めます。
この用紙にはロウが塗ってあるのでしょうか。
よく野球で投手がロジンバッグを使ってすべりを止めていますよね。
あれと似ているのでしょうか。
これを使うとタンポを押さえたときの変な音も消えますのでお勧めです。
ということで今日はタンポの簡単な管理法でした。





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田園でんねん [アレンジ曲]

ちょっとパロディっぽいアレンジばかり続いていて申し訳ないですが、さらに・・・(汗)

これは25年以上も前のアレンジ・・・
はい。幼少のころ(爆)・・いやレベルが幼少のころの作品です。

私が最初に夢中になったクラシックはベートーヴェン。
悲しくなったり苦しかったとき聞くと慰められたものでした。
ベートーヴェンといえば私はカール・ベーム。
それもウィーンフィルの演奏が好きでした。


dennen.jpg


もう今は持っていないですが。
それをアレンジ。
真面目にしたつもりですが仲間からは酷評。
誰か演歌歌手に歌わせたらいいねぇ、とか。


思い出のアレンジ。
恥を忍んで・・・・





なお、このアレンジにはベートーヴェンの有名な曲がもう一つ付け加えられています。
さて、何でしょう?
わかった方はかなりのベートーヴェン通です。


今回も大変失礼しました(ペコリ)

タグ:田園
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