YFL-311 [私の楽器]
以前の記事でYFL-31を書きました。
これは30年以上も前のYAMAHAだと思います。
その後に出たのがYFL-311 NIPPON GAKKI,CO LTD.JAPAN 。
その次がYFL-311Ⅱ。
そして現行のYFL-311。
これが大まかな歴史ですね。
どれも頭管部が銀製で管体が銀メッキ製です。
さて、この種類を三本持ったことになるのですが、
三年前にオークションで手に入れたのがYFL-311 NIPPON GAKKI です。
確か一万円くらいだったと思います。
銀メッキはあちこち剥げている、傷が目立つ、ネジは回らない、タンポは限界・・・そんな状態でした。
それを全タンポ交換、調整を自分でやって鳴るようにしたかわいい楽器です。
ちょっと下手な写真で見にくいのが申し訳ないですが。
見えにくいですがYFL-311 NIPPON GAKKI の刻印です。
メッキの浮きや剥がれが多いです。
前所持者が大分吹き込んだのでしょうか。できたらもっと手入れをしておいて欲しかったですね。
YAMAHAは作りが良いのでしょうね。金属のガタつきも無かったので調整もやりやすかったです。
落ち着いた音色と言えるでしょう。
信用できる楽器の一つでバンド演奏会でも使います。
次は現行のYFL-311です。
これは楽器店で中古品を買いました。
四万五千円でした。調整済み、一年の保証付きだけあってすぐに鳴りました。
それになかなかの美品でした。
何よりパワーの大きさに驚きましたね。
でも中音域の音色が好みでない気がします。
無理に好みにしようとすると音がひっくり返り安くなる、というか・・・
これからはもっと演奏会でも使っていこうとは思っています。
もうそろそタンポを換えた方がいいかな。
これも全タンポ交換してしっかり調整すれば自分んなりの音になってくれるかもしれません。
次回は一番のお気に入りの楽器でも紹介しましょう。
YFL-31もメンテ完了 [私の楽器]
オークションで8,050円でゲットしたYFL-31。
完全に見えましたが以前に書いた記事のように不具合がありました。
各写真は画像をクリックすると大きく見ることが出来ます。
まず下。
Gキーの開きが極端に狭すぎますね。
その原因は取れてしまったコルク(画像の後ろにある)のところに厚めの合成樹脂系のものが貼られていたからです。
同様にEメカの押さえ金具のコルクも取れて、これも厚めの合成樹脂が貼られていました。
そこで私がメンテナンスをしようというわけです。
以前にも書きましたが決して真似はしないでくださいね。
こんなことが出来るようになるまで2,3本の大事なフルートを壊しておりますから。
今回の選んだ道具は下です。
合成皮革です。
正しくはコルクを使うべきなのでしょうが音が静かでやわらかく管体に当たるものなら何でも良いだろうと考えます。
さっそく分厚く貼られているのを剥がして貼り付けました。
上。
ちょっとわかりにくいでしょうが。
黒い合成皮革が少しずれて貼られました。いや、きっちり貼ったつもりが。。。
ま、私も素人ですねぇ(笑)
次にEメカのところです。
上。表と裏からの写真です。
本来は丸のところの金具にコルクが貼られています。
これが取れてしまったので下のように手当てされています。
はい。
左手のEキーを押したら閉まるGキーですね。
合成樹脂が巻きつけられています。
そこで下です。
ちょっと見えにくいですが合成皮革を金具に貼り付けて調整します。
これでEメカの作動も正しくなりました。
そしてどうですか?
キーの開き加減もばっちりでしょう。
我ながら天晴れ。大成功です。
とても古いはずのYFL-31。
きれいです。
メッキの浮きすらありません。
タンポもきれい。
頭管部はSteringSilver(純銀)ですので大変な儲けものになりました。
肝心の音ですが、はい。
さらに明るく響きますよ。
前にも書きましたが現行のYFL-311よりも好きです。
息の入りが自分好みだからです。
近いうちにこれで吹きますね~
ミネルバ解体成功 [私の楽器]
オークションでゲットした3,099円のミネルバフルート。
これについての記事は7月17日と7月21日にあります。
どうしても廻せなかったネジ。
ずっと注油しておいたのが効いて廻せました。
ここも大切な箇所ですから是非メンテナンスしたいわけです。
心棒が錆びてなくてよかったです。どうやらネジ穴。
注油したから動きました。
やはり欠陥を発見。
左手人差し指の「C」キーですね。
黒丸のタンポが裂けていましたので張替え。
タンポは押さえればしっかりと閉まればOKなのですが破れがあると吹いているうちに鳴らなくなってきますね。
吹いているうちにだんだん鳴りの異常があればすぐ調整してもらってください。
上。「A、A#」キー。
タンポの破れなく良い状態ですがタンポの止めネジや金属。
汚い!
汚れて錆びて・・・・
音にはあまり影響は無いでしょうが錆び付いてネジが回らなければメンテナンスがまた出来ません。
オークションなど、外観だけ見せて売るので要注意ですね。
ネジ一つ回らなければ専門店に修理に出さなければなりません。
安くゲットしても高くつく・・・そんなケースも多いのがオークションのフルートですよ。
上。幸い回りました!
タンポが金属にへばりついていましたが破れずに取れました。
A#キーの金属は裏返しに付けられていました。
タンポを押さえる金属に裏表があるのですよ!
つるっとした方が表です。
上。30分ほどかけて丁寧に拭きました。
まだ完全にくもりは取れませんがきれいになりました。
安物の楽器かもしれませんがけっこう作りはいいですね。
金属がしっかりしていてガタツキがないです。
作動もスムースです。
肝心の音ですが、
以前も書いたとおり、息の吹き込みがよく私好み。
音は軽めですがそれも私好み。
私はマイクを使って演奏会などでフルートを吹きます。
残念ながら正式なクラシックなどは吹けません。
前記事などで書いているコラール程度。
それも自己流で。
日ごろはラテンやポピュラーな曲を演奏会で吹きます。
マイク受けのよい楽器であれば何でもいいのです。
ミネルバは十分な楽器です。
次回の演奏会で使おうかな~
不具合発見 [私の楽器]
8,050円でゲットしたYFL-31でしたが不具合を発見しました。
普通に吹いていれば気づかなかったのですが、早いパッセージや高音の早めのパッセージを吹いていたら重たいので気づきました。
まず下です。
丸をしたところが特に抵抗がありました。
ピンク丸のところはEメカのところ。
それで下です。
Gキーのところの開き方が極端に狭いですね。
これではだめですね。
それでこの開きを決めている裏側を見ました。
下です。
何か分厚いプラスチックかゴム製のものが白く見えます。
普通はコルクが張られています。
きっと取れてしまったので便宜的に付けたのでしょう。
このコルクはよく剥がれますね。
普通修理に出せばこんな処置はしないので素人の作業です。
これが分厚いためにGキーの開きが狭いわけです。
私としてはこれを張り替えることは出来ます。私も素人ですが。
しかし、
下です。
ちょっとわかりづらいですがEメカのところ。
ここも普通は抑える金属にコルクが張られています。
これも取れたのでしょう。
金属を受ける心棒のところに白いものが巻かれています。
Eキーを押すとF#キーとGキーの一つが閉まりますね。
それをコントロールするところとも言えます。
はい。
やっぱり最初の写真のように丸のところ全部調整し直しです。
私に出来るかどうか。。。
9月中旬までは忙しいのでそれ以降に挑戦してみます。
こんな風にオークションとか、他人の楽器は難しいものがありますね。
あまり私の真似をしないようにしてください(笑)
YFL-31 [私の楽器]
先日のオークションで8,050円でゲットしたフルート<YFL-31>が到着しましたので紹介します。
ケースはよく磨かれているものの使用の長さを感じさせます。
でも開けたら中の楽器はほんとうにきれいです。
これが3,40年前の楽器とは思えないくらい・・・
よく磨かれているし当たりや傷がほとんど無いです。
さて、これからです。
分解して詳しく調べます。
他の方は決して真似をしないようにしてくださいね。
これが出来るようになるまでに私は二本ほどフルートを壊していますからね。
上。頭管部。
反射面は鏡のよう。コルクは古さを感じますがまだ使えますね。
前のミネルバとは大違い。
上。
表面はよく磨かれて美しくとも、歌口の中が汚いことも多いです。
特に息が当たる所。ピカピカです。
反射板とここが一番大切と思っています。
分解を進めます。
間違いなく、YFL-31ですね。
どこも固いところは無く、あっという間に分解が終わりました。
前のミネルバはいまだに大切なところがはずせません。
タンポの状態も大変いいですね。日ごろは見えないところもはずせば汚いことが多いですがきれいです。
よく手入れされていますね。
上。足管部。問題なくきれいです。
上。ネジ類。やはり古さは感じます。少し錆びもありました。
でもスムーズに回せたので十分これからも使えますね。
せっかく分解したので銀製用で磨き、ネジ類やネジ穴に注油しましょう。
それから組み立てです。
分解するときも組むときも一番難しい所です。
Ab(G#)キー部ですね。
他の出ているバネで指を刺したことも何度もあります。
またネジ棒を曲げてしまったこともあります。
次に難しいところは、
上ですね。
Eメカなので先にバネを当ててから付けるのが難しいです。
ということで、
なかなかの楽器でした。
肝心なのは音です。
はい。現行のYFL-311よりも好きな感じですよ。
ヤマハはよく鳴るのですが、それがまた難しいと思うのです。
倍音系の響きが強く感じます。だからバランスと表現が難しい・・・
私はどちらかと言うと、息を吹き込む感じが好きなのですね。
マイクを使う演奏が多いので「息」を生かしたいです。
それでYFLー311は苦手の方です。
はい。これは好みの問題でしたね。失礼しました。
次回はこのYFL-31で演奏(爆)
またフルートを [私の楽器]
またオークションでゲットしました。
今までで6本くらいオークションで買っています。
前回のミネルバは3000円ちょっとでしたが今回は8000円ちょっと。
YFL-31
30年以上も前の楽器ですね。
現在のヤマハのYFL-311の二世代前の楽器です。
ヤマハの前の日本楽器のころ。
頭部管は純銀製で本体は銀メッキです。
初心者が持つのに十分な楽器でしょう。
ゲットしたのは古い割には状態が良さそうなこと。
赤線部でわかりますね。
このくらいの古さになるとメッキがはがれたり浮いたりしているのが多いですが大丈夫そうです。
何よりタンポの状態が良さそう。
簡単な調整までできているとのことで期待できます。
到着は来週になります。
到着してからのお楽しみですね。
でもねぇ。
いったい何本安物ばかり持つのでしょう。。。。
YFLー311だけで三本目になりましたぁ(汗)
ミネルバ解体 [私の楽器]
オークションでゲットしたミネルバが先日到着。
外観は思ったよりも綺麗な状態でしたが音出しをしようと頭管部を口に近づけると異臭。
それで分解を試みました。
異臭はこのコルク。
いや~、かなり痛んでいるし反射板も錆びていますね~。
丁寧に消毒をしたら臭いが消えましたので何とか使えるでしょう。
コルクや金軸を替えたいところですがこの頭管部は持ち合わせのヤマハよりもずっと細く合いません。
でもムラマツのスタンダードと合ったのでいざというときはムラマツの頭管部で吹けます。
タンポはシワが気になりますがまだ使えそうですね。
分解を続けます。
上。タンポはまだ使えますが止め金は錆びています。
こんなに錆びているのを見るのは初めて。
ネジ類も錆びているかも。
これは手入れに相当時間がかかることでしょう。
はい。上です。
案の定ここのネジが回りません。
私の持っているドライバーで大抵はいけるのですが。
ということで今はここで分解はストップ。
ネジなどのところすべてにキーオイルを付けました。
油が染みたら回るかもしれません。
次回には別のドライバーを取り寄せてやってみます。
上。いずれ分解しないといけませんがパッと見たところ、まだいけそうなタンポです。
とりあえずこのままです。
はい。
3000円でゲットしたフルートってこんなものです。
でも、もしこんなフルートでも使えたら私はうれしいのです。
それにしてもこのフルート、ひどいですね。
使っていた人がどんな人だったか、だいたいわかりますね。
次回、音がちゃんと出たら披露しますね。
ミネルバ [私の楽器]
また買ってしまいました。
ネットオークションで。
送料などすべて込みで3800円ちょっとです。
安いでしょう。
フルートという楽器が3800円くらいで手に入るなんてねぇ。
以下に他の写真です。
上のようにジャンク扱いです。
ジャンクというのは悪く言えば「ゴミ」に等しいですね。
買った人は「ゴミ」みたいな楽器でも文句は言えない・・・・
ジャンクもののオークションとはそんなものです。
ミネルバってあまり聞かないメーカーですね。
台湾製です。
島村楽器店が代理販売をしております。
新品で実質販売価格は3万円くらいでしょうか。
フルート教室の先生たちは最低でも5万円以上の楽器を持ちなさい、と言いますね。
私は別として、
初めて楽器を持つ人はやはり国産でそのくらいのものから持たれるのが良いと思います。
国産だとメンテナンスが楽ですからね。
故障してもフォローが利きます。
でも私はこのように安物をオークションなどで手に入れては吹いています。
使い物にならない楽器も半分はあります(恥)
はい。
ジャンク品ですからね。
ちゃんと吹ければもうけもの・・・
そう思っております。
次回はこの楽器を私がメンテナンスして吹いてみたいと思います。