音が出なくなってくる [練習]
前記事のスランプは期間の流れの中で現れますが演奏していると音がだんだん出なくなるってことがありませんか。
私だけかもしれませんが苦労して来ましたよ。
いろんな原因がありました。
★ 疲れる
これが一番多かったと思います。
何が疲れるのかというと体ではないです。唇や口全体が疲れるのです。
アンブシュアが取れなくなって音が出なくなります。
この対策は後で書く練習によって大分克服できたように思います。
★ 乱される
私のようにバンド演奏しているとドラムの音や他の大きな音に影響されます。
そばにモニタースピーカーを置いていても狂います。
特にドラム音は不協音の雑音に近いので音程も狂わされます。
また誰かのピッチの狂いも影響されます。
というのは、フルートは吹き方でピッチが調整できるためだんだんおかしくなってくるのです。
また音量の感覚も狂うと吹き方まで変わって来ます。
そんな狂いのままで吹いているとしまいに音が出なくなります。
最初のころは大分乱されました。
どんな状態でも吹き方は一定に・・・・これは経験がいりますね。
★ 唇の状態
実は昨年の冬の演奏会でひどい目に会いました。
いつの間にか中音から高音が出にくくなったのです。楽器の異常か、と思って楽器を変えてみても同じ。
大分後でわかったのですがステージのきつい暖房のために唇が異常に乾燥したのです。
それに気付くまでパニックでした。
微妙なところの唇が引っ付いた状態になっていたのです。
普通は合間に唇を舐めたりして調整しているのですが異常な乾燥のために舐めれば舐めるほど引っ付くのですね。
これは始めての経験でした。
今までリップクリームなんて使ったことは無かったのですが、それからは持っていくようにしました。
私が経験したのは以上の原因でしたが他にもいろいろあるでしょうね。
また経験したら書きたいと思います。
さて、
一番多いと思われる「疲れ」。
これを克服する練習をしていたので紹介します。
誰にも合うとは思わないので参考だけにしてください。
またまたゴールウェイ先生の登場です。
私はこのビデオレッスンが大好きなんですね。
この中で会場のみんなも頭管部で吹きますが先生は次のポーズをしています。
これがヒントです。
一日に15分くらいこの格好で形の練習をしました。
以前にも書きましたが口も楽器なのです。
いやフルートは楽器のほんの一部で本当は口だと思っています。
フルートを吹いている口の形で上のポーズを15分ほど続けます。
15分ほどポーズしても疲れない人は上級者でしょう。
初めてやると後で口からあごからガタガタになります。
疲れるのは唇ではありません。
確かに唇も少しは疲れますが口全体(楽器)の疲れがだんだん音を出せなくしているのです。
私はこれを毎日15分くらい続けて一ヶ月で頑丈な楽器(口)になった気がします。
これかからも続けようと思っています。
誰にでも合うとは思わないので参考程度にしてくださいね。
苦手な音からスタート [練習]
以前「どの音を出しやすいですか」という記事を書きました。
私にはどの音も出しにくい・・・・そんな記事でした。
もっといやなのは苦手な音から曲がスタートするときです。
一番最初って一番大事ですからね。
私は中音の「ミ」。
これが一番嫌いです。
タンギングの付け具合によっては音が裏返る・・・
出ても暗い音色だったり・・・
まだ低音の「ド」からのスタートの方がましです。
ということで今回は「中音のミ」に挑戦です。
次の曲は我がバンドで演奏している曲の冒頭です。
4小節はイントロです。
はい。「ミ」からのスタートで、しかも何度も「ミ」。
いやですねぇ。
一回目
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ひどいですねぇ。
こんなものです、私は。
二回目
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ちょっとましになりましたがタンギングにビビッていますね(笑)
三回目
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少しはましになりましたか。
とにかく何度も練習するしかないですね。
がんばります~
どの音が出し安いですか [練習]
私はつくづく思います。
フルートって出し安い音は少ない・・・・
きっと私がまだ下手なんだからでしょうねぇ。
私の出し安い音は「シ」だけです。
一番嫌いなのは、Eメカ付のフルートでは3オクターブの「F#」。
Eメカが付いていない方が好きですね。
次に嫌いなのは「C#」。
これって音程が狂いやすいです。
ほか、中音のE、Eb、いや中音全部。。。。
やっぱり得意なのは「 シ」のみ(泣)
次の譜は最近練習に取り入れている8小節です。
曲は「峠の幌馬車」の一部です。
1950年に作られたアメリカ映画の映画音楽ですね。
懐かしき西部開拓時代・・・
いやー古すぎて知らない方が多いでしょう。
実は我がバンドでも演奏するようになりました。
でもこれ、私は泣いております。
正確に吹けないから。
それで最近はこれに必死です。
最初二小節は前奏です。
模範演奏も聴いてください(笑)
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はい。
もともとメロディはギターが弾くのですが我がバンドではフルート。
苦手な中音「E、F#」に意識してしまって急な低音の「E,F#」が正確に吹けません。
悔しいですね。
がんばります~
フルートを再び持った・・・(4)音程 [練習]
今回は私が苦労して練習してきたことを書きます。
前回にも書きました。
中途半端にゴールウェイ先生のビデオレッスンを練習したために音程が無茶苦茶になり、バンド演奏に大きな支障をきたしたため教室に通いました。
そこで教わったことは、
息は常にまっすぐに
中音高音は息のスピードを上げる
でした。
普通に教室に通われているみなさんには当たり前のことでしょう。
でも悪い癖の付いた私には大変なことでした。
下。
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アルペジオですね。
スコアを見ながら音を聞いてみてください。
今でも完璧に出来ないでしょう。
音は出るのですが音程です。
教室で教わったこと
二小節単位で、赤丸の音を吹くとき緑丸の音を目指して吹く。
その間の音は口や息の方向を変えない!
じっとそのままで息のスピードを変えるだけ!
これが私には難解でした。
だから音程が不安定になるのですね。
その原因も教えてくれました。
赤丸を吹くとき、私は口や息の方向が変わったままなのです。
だから緑丸が正確な音程にならないのです。
具体的に、
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赤丸の「C」のとき、息の方向を上げたとしたら緑丸の音を吹くとき音程が上ずるわけです。
特に中音の「E」なんかいい音になりませんね。
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最初の高音「C」の音を出したあと二小節目の低音「G」を出すとき息の方向が下がってしまいます。
すると緑丸の中音「C」の音が下がったままです。
私はそういう状態でした。
一番最初の図の練習、先生に教わった二つのこと、そればかりやりました。
ほぼ三年かかって・・・・
やっとましになったかな。。。。
そんな程度です。
フルートを再び持った・・・(3)音程 [練習]
フルートはとても音程が難しい楽器だと思います。ピッコロよりはましですが。
一人でメトロノームと練習していたら気が付かないでしょうが、だからこそ要注意です。
この間、ある発表会を聴かせていただきました。
中級以上のある方。
ピアノとの最初のチューニングが合わずピアノの先生が少し首をかしげているのにスタート。
ところが曲を吹き始めたら音程が合ってきました。
吹き方によってはどうにも変わる・・・それがフルートなんですね。
さて、
最悪の音程に陥った私は教室に通う決心。
体験レッスンでは緊張したものの「それだけ吹けたらいいじゃないですか。」と言われました。
たぶんお世辞でしょうが。
結局月謝の高いたった30分の個人レッスンで。。。
でもかわいい顔した女性の先生で喜びました(笑)
あっという間に下手になりました~
バンドをやっているから初見の譜面を演奏することも平気。テンポもまぁまぁ。
でも教えてくれるのはロングトーンと音階練習。
教室に入ったら厳しかった!
かわいい顔が怖く。。。
ロングトーンは、
向こうの岸に虹の橋を架けるつもりで吹きましょう。
名言ですね。
今でも満足に出来ませんよ。
音階練習。
当然正確な音程で吹けません。
息は常にまっすぐ!
これです。
そんなはずはない・・・・
ゴールウェイ先生は、音程は息の方向を変えると言った。。。。
でもこの先生は、常にまっすぐに!
中音から高音は → 息のスピードを上げるだけ!
結論から言うと、
この「まっすぐ」と「息のスピード」に悩まされ続けました。
初心者にもどって繰り返し練習しました。
思いっきり下手くそになりました。
悪い癖がついたままだったので余計に苦労するのですね。
バンド仲間にもさらに迷惑をかけました。
それから三年経った今、大分体得出来てきたけれどまだまだです。
レッスンは五ヶ月で終わりました。
この先生が家庭の事情でお辞めになったからです。
他の先生を紹介されましたが私も教室を辞めました。
前にも書きました。
私の練習。
次回はこの練習について書いてみますね。
初心者の人には参考になるのではないかと思います。
フルートを再び持った・・・(2)最悪に [練習]
前回再びフルートを持ったときの思い出を書きました。
今回はその(2)です。
ゴールウェイ先生のレッスンビデオを見て、そlして下手な英語力で解釈して・・・
最悪の大失敗に陥ったのです。
ゴールウェイ先生のビデオと講義をもう一度見てみましょう。
まず最初。
英語力が乏しいので分ったところ、私の重視したところのポイントだけ書きます。
★ 息は直接歌口の内側に向けて吹く。
だから唇は深く歌口にかぶさっています。ビデオでは唇の跡形を見せています。
歌口を外に廻して息が歌口の上を通り抜けるように吹くような吹き方ではいい音が出ない、と言っています。
★ オクターブは息の方向を変える。
強く吹くだけではだめだと言っています。
実はここのところで誤解をしてしまったのです。
このレッスンの最初の方にいろんな吹き方をしてくれています。
区別はイマイチわかりませんが、大事な一言を見逃していたのです。
それは、
まず息はまっすぐに吹き付ける・・・
です。
内側に向かって、とかオクターブは息の方向を変えよ・・・
それしか頭に入っていなかったです。
それが最悪の事態に陥った理由です。
その説明をする前に次のビデオです。
ポイントだけです。
★ 微笑みの形は間違い。
その理由は歌口から唇が遠くなり、急な低音の時に出すのが困難になる・・・
低音は歌口の内側深く入れるから・・・
(ここらへんは英語が少ししかわかりません)
★ 音程は息の方向を変える。
これも正しく解釈出来ていない気がします。
以上で私が一番練習したのは、
◎ オクターブは息の方向を上向きにする・・・・
◎ 音程は息の方向で変える・・・・
下の写真ももう一度。
わかりにくいですが確かにオクターブでは息の方向が上向きになっていますね。
とにかく信じて半年近くこの練習を中心にしました。
そして初めてのバンド練習。
音符読めます。ほとんどの音は出るようになっています。
高音域も楽に出せます。低音もしっかり出せます。
でも
音程がすごく悪い!
キーボードが眉をしかめます。。。
チューニングをいくらやってもだめ。
久しぶりだから仕方ない・・・とそう軽く思っていました。
が、
バンド練習に入って半年経ってもだめ。。。
一番悪い音は「C#」。
とにかく少し音が飛んだフレーズだと合った音程は少し、という状態でした。
楽器はオーバーホールしたムラマツのスタンダード総銀。
楽器のせいではありません。
しっかり練習すれば昔に戻る・・・・
そう信じて・・・
しかし練習すればするほど悪くなっているようにも思えました。
それで、
某教室へ通うことにしました。
続く~
フルートを再び持ったときの思い出 [練習]
このブログのタイトルにあるように、私は昔はバンドでジャズやラテンを吹いているプロの端くれでした。
メンバーが一般の会社勤めをするようになって解散。
そのとき私もフルートを押入れにしまい込みました。
会社勤めになるとフルートなんか吹いている時間がなくなったからです。
フルートを忘れ去って〇△年。
定年後嘱託となってまだ働いていますが一線からは退きました。
ほぼ同時に昔のバンドメンバー達も。
それでバンド再結成をしたわけです。
およそ5年前です。
取り出したフルートは、
ムラマツもYFL-211もカビだらけ。
とりあえずムラマツの総銀のフルートを調整に出すとオーバーホールしなければならなく7万円も!
出来上がって、さぞかしよく鳴るだろうと、その楽器店で試奏。
まったく音が出ず大恥をかきました~
あまりの落ちぶれ方に愕然と。。。。
アンブッシャーを忘れるはずが無い・・・でも鳴らない。
長い年月の間に入れ歯が入ったり口の噛み合わせなどがすっかり変わってしまって適応出来なくなったのだと思います。
それでネットで見たのはゴールウェイのレッスン風景でした。
はい。
当時尊敬していたゴールウェイ先生。
上のYou Tubeを何度も見ながら私も一からやり直しを始めました。
上のYou Tubeでゴールウェイ先生は、自分の子供のときのことを話しています。
フルートをまだ吹くな、頭管部だけでこの練習をしろ、と先生に言われたらしいです。
それで私も!
こればかりの練習にがんばりました。
オクターブが難しいので映像から画像を取り出して研究。
まず普通、
オクターブ
続く~
これだけは練習 [練習]
練習ってどうも嫌いです。
しかも基礎練習。
黙々とスケールや練習曲を続けている人は尊敬します。
そんな私ですがこれだけはやる、というのがあります。
某教室の「中級用」の本を利用しております。
スケール
昔はずべてのスケール練習もしましたが今は上だけなんです。
まず、1
二小節ごとにブレスを取り、一小節ごとのタンギングでやります。
これを音色、音程に満足するまでやります。
調子の悪いときはこればかり。
これが満足すれば、
2
です。
これも二小節ごとのブレス。全音タンギングです。
これもある程度満足するまで。。。やる気はありますが。。。
私は高音のF#が苦手です。
特にEメカが付いている楽器は。
苦手を意識し過ぎると他の音まで悪くなります。
高音のことに気を取られ過ぎると息が足らなくなって・・・・
最後の小節でアウト。
完璧に出来たことなし・・・・そう思っています。
いつかはちゃんと出来るようになるだろう、と思って15分ほど(反省しながら、というか休みながら)で完了(恥)
3 アルペジオ
私はこれが一番大事と思って練習しています。
一番気を付けるのは音程です。
全音タンギングと一小節ごとのスラーの二種類で。
これが満足に出来たときは、
「今日は調子がいい!」
です。
音の練習はこれで終わりです、はい。
こんなことでは上達は見込めないよ、と言われるに決まっていますが。
消極的!
今の力を維持すれば良い・・・・もう歳ですから。すいません。
次に練習曲
これも下の一曲だけです。
アーキテクチャーは日によって変えます。
全ての音がほぼ完全に出来ている間は何コーラスも続けます(のつもりです)
だめなときは、2コーラス目で音や音程が崩れるのです。
今まで最高は完全では無いものの、4コーラスまで吹けたことがあります。
はい。
練習はそれで終わりです。
これだけはほぼ毎日やっております。
その後、
バンド用の曲の練習をやります。
クラシック音楽は大好きなんですがフルートで吹くのはあきらめております。
コラールくらい(笑)
ラテン音楽や映画音楽。
そんな音楽をやって楽しんでおります~